Mind Harmony
生きづらさを手放そう 〜doingからbeingへ〜
今日の話題

映画「ファーストラブ」

北川景子さん主演の映画「ファーストラブ」、今年2月に公開され、今月13日からDVDが発売されています。(最近の映画は公開から半年でDVD化されるんですね)映画鑑賞は(特性が故に⁉︎)どちらかというと苦手なんですが、この映画の主人公が「公認心理師」ということで、同じ心理師として興味があったので早速DVDを購入してみました。

原作は、島本理生氏の直木賞受賞作とのことでベストセラーにもなった小説です。私は原作を読んでいないのでもちろん映画を見るまではどんなストーリーかも知らなかったのですが、YouTubeで予告編の動画は何度かみていたので「こんな感じの内容なのかな〜」と事前にざっくりとした予想を立てて本編視聴に挑んだのですが…見事に予想が外れました。「幼少期の親との関係」が重要な鍵になるんだろうなと思ってはいましたが、私的には「そっちだったのか…」という地味な意外性にジュワジュワと引きずり込まれる感覚でした。

本来、無条件な愛情を注ぎ、注がれるべき大切な存在であるはずの家族が、気づけば条件付きの愛という諸刃の剣で互いを傷つけ合う。「心」は目で見て測ることはできないが、人間の心の中は実に複雑で本人ですら意識できない領域がある。複雑に絡み合った感情はそう簡単にはとき解せない。「愛を求めて、愛に傷つき、そして愛から離れる…しかし最終的に愛によってしか救われないことに気づく…」
でも探している答えは、本当はとてもシンプルで日常の何気ない、手を伸ばせば直ぐ届くところにあるのかもしれない。そして、本当に大切なものを、本当に大切にできているだろうか…

…そんなことが頭の中をグルグルと巡っていました。きっとこの映画を観た人それぞれが、それぞれの「愛のあり方」について思いを巡らすのではないでしょうか。みなさんも機会があれば是非「ファーストラブ」を観てみてください!