日本では、4月が新しい年度のスタート。職場や学校など様々な所で、新しい環境での生活が始まった人も多くいると思います。「環境が変わる」ということは、私たち人間にとって良くも悪くもストレスになることです。「新しいこと」は言葉の通り、初めて経験することですから先の見通しが持ちにくい場合が多いです。そして、先のことが分からないと私たちは不安や心配を感じてしまいます。
不安や心配も大切な気持ち…
「不安」や「心配」は、あって当たり前のもので、どうしても「不安」や「心配」をなくさないとい けないわけではありません。警戒心や不安な気持ちがあるからこそ、予防策に気を遣うことができる のです。また、不安な気持ちをずっと持ち続けていると、ささいなことで怒りっぽくなってしまうことがあります。これは、非常事態であること(不安の状態)から心が警戒を高め、身体が察知して戦闘モードになっているせいで、これも正常な反応です。とは言え、この様な 状態が長く続くと心がだんだん辛くなってしまいます。「ストレスが溜まってきたな…」と感じたら 自分で心のセルフケアをしてみましょう。
不安な時のセルフケア 〜自分自身のケアを優先しましょう〜
★ できるだけいつも通りの日常生活を送る
★ 適度な運動をしたり、呼吸法を試したりする
★ 好きなことやリラックスできる時間を作る
★ 人とつながり、困ったことは遠慮せず相談してみる
今あることに意識を向ける
不安や心配ごとが多くなると、どうしてもそればかりに気を取られ、心が緊張状態になってし まいます。心が緊張すると身体まで緊張状態になり、いわゆる「ストレス状態」になってしまい ます。このストレス状態が長く続くと、心や身体が病気になってしまうこともあります。また、 人は主体性や自由などが失われた状態(自分ではコントロールできない状況下)になるとフラス トレーションやイライラを感じてしまいます。先に上げた「不安な時のセルフケア」にある 「いつも通りの生活を送る」ことや「好きなことやリラックスできる時間を作る」ことは、主体 性や自由を実感でき、「今」に意識を向けられる大切なことです。一日の中で少しでも「今」あ ることに目を向けられる時間がもてるといいなと思います。
自律神経を整えよう
もう一つお伝えしたいのは「呼吸と自律神経」の関係についてです。私達の心や体は自律神経 (内臓の働き、血流、体温調節など機能を司どる)の働きによって整えられていますが、その働 きと密接に関わっているのが「呼吸」です。自律神経は、自分の意思とは無関係に働いているた め、コントロールができませんが、呼吸はどうでしょうか?呼吸も無意識に行われていますが、 呼吸は自分でコントロールができますよね。意識して呼吸を行うことで、自律神経の交感神経と 副交感神経のバランスが保たれ、心と体のバランスも整えられていきます。
不安やストレスを感じてしまったら、心の負担が大きくならないようにコントロールしていきましょう!
