私たちはそれぞれ皆、価値観の違いを持っています。心理学的に言うと、私たちの認知にはそれぞれクセや偏りなど「認知の歪み」があるのです。その「歪み」に強弱はあるものの、認知の歪みは誰にでもあります。そして、その認知の歪みの現れ方も様々あり、ある物事に対してはその歪みがそれほど表れないこともあれば、ある物事に対しては強く表れてしまうこともあり、時にそれが人間関係を困難にさせてしまったり、自分自身を苦しめてしまったりすることがあるのです。
私たちの「認知の歪み」は「自動思考」によって引き起こされます。「自動思考」とは、何か出来事が起こった時に自動的に頭に浮かんでくる「思考やイメージ」のことを言います。
例えば、(※想像してみてください。)
暑い夏の日、あなたは外を歩いていて、次第に喉が渇いてきました。そして鞄からペットボトルを取り出すと、ペットボトルには水が三分の一入っていました。
みなさんは今、どんな考えが頭の中に浮かんできましたか?
ある人は「まだ三分の一残ってた!」と言う考えが浮かんできたかもしれません。また、ある人は「もう三分の一しか残ってない…」と言う考えが浮かんできたかもしれません。この時に、あたなの頭の中に瞬時に浮かんだ考え、これが「自動思考」なのです。「ペットボトルに水が三分の一入っている」と言う事実は同じなのに、ある人はポジティブに捉え、ある人はネガティブに捉えるといったように、受け止める人それぞれの受け止め方(認知の歪み)によって受け止め方は違ってきます。
自動思考にはいくつかの決まった思考のパターンがあります。その中でも「べき思考」と言うのは、自分や他者に対して「〜するべき」「〜でなければならない」「〜するべきではない」とルールに縛られた考えになり、日常生活が窮屈になっていきます。自分や他者の違いや失敗などが受け入れられず、他者に対しては攻撃的になったり、排除しようとしたりすることもあります。
誰にでも多かれ少なかれ「べき思考」はあると思いますが、それが強く表れてしまうと周囲もあなたもストレスを感じてしまいますし、自分の価値観とは違う他者の存在を受け入れ難くなってしまいます。
みなさんはどんなことに対して「〜すべきだ」といった強いこだわりをもっていますか?ぜひ一度、自分の「べき思考」について考えてみてくださいね。
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多様性を阻むのは、あなたの中の「べき思考」
